【第125話 カイゼンのペース配分は】

弊社でコンサルティングしているクライアントは基本月に1回訪問して指導させていただいています。他のコンサルも同様でしょう。

なかには月2回の訪問で積極的に取り組んでいるところもあります。

その一方で訪問頻度を減らして欲しいというところもあります。

なぜなのか・・・・

その理由はいろいろとありますが、その一つに日常業務が忙しい、トラブルがあってなかなか時間を割くことができない。月に1回では思ったような改善の進捗が見込めないので2か月に1回にして欲しいということ。

では月に1回を2か月に1回に頻度を減らすと、取り組む時間が増えて改善が進むか。

実はそうでもありません。

2カ月に1回、3カ月に1回と改善に取り組む期間が長くなっても、改善の進捗が変わらない会社が結構あります。

まるで小学生の宿題と同じ感じです。

① 夏休みが始まると一気に宿題をやって思い切って遊んでいる子供

② 計画を立てて毎日少しずつ宿題をやる子供

③ 思い切って遊んで最後に両親に手伝ってやり終える子供

訪問頻度を減らして掛ける時間を増やしたのに改善の進捗がないのは③の子供と同じです。

夏休みがどれだけ長くなっても宿題は最後になってからやる。

改善に掛ける日数が増えても日常業務の忙しさを理由に、毎日改善に時間を割くこともなく、コンサルタントの訪問直前にあわててやろうとしますが成果を出すに至りません。

日常業務が忙しい、トラブルが発生して時間がない。

しかし、どんな会社も日常業務は忙しく、日々何かしらのトラブルは起きています。

改善はまとまった時間がなければできない訳ではありません。

毎日昼休み後の10分間を改善時間に割いて、少しずつ取り組みをしている会社もあります。

たかが毎日10分でも1年200日として2,000分、時間にして33時間です。

毎日10分の取り組みでも現場の様子がガラッと変わります。

毎日10分取り組み続けることができる会社は、それ以外にも時間を捻出して取り組んでいます。

ただし、毎日10分といってもその10分で何に取り組むか決まっていなければ無為に時間は過ぎてしまいます。

半年に1回や年に一回、会社全体・各職場で何に取り組むか決めることが重要です。

社長の会社はどうですか。

もし、夏休みの宿題を最後にまとめてやっている子供のようでしたら、まずは毎日5分でも10分でも時間を決めて少しずつ取り組む。 そしてその5分、10分で何をするのか決めるところから始めませんか。