第64話:整理・整頓をうまくやる方法

カイゼンといえば5S

 

5Sの中でも整理・整頓の2Sはカイゼンに関わった人であれば誰でも知ってて

少なからずやっているハズ

 

整理は、必要なものと不要なものを分けて、不要なものを捨てること

 

整頓は、必要なものをすぐに取り出せる状態にすること

 

この整理・整頓、子どもを持つ親であれば、毎日のように叫んでいるのではないでしょうか?

 

「自分の部屋を整理・整頓しなさい!!」

 

なんて子どもには偉そうに言っても、自社の工場の現場が整理・整頓できているでしょうか?

 

この整理・整頓、要るものと要らないものを分けて要らないものを捨てる、そして残ったものをすぐに取り出せるようにするだけですが

 

これが正直難しいのです。いったいどこが難しいのでしょうか?

 

一番の悩みは、捨てても、捨てても「もの」がどこから出てくる

 

子ども部屋も、捨てても、捨てても、オモチャが出てくる

 

子どもの場合は、孫を可愛がるおじいちゃんやおばあちゃんが原因だったりします

 

子どもが欲しいというものを次から次へと買い与え、オモチャを捨てる以上に増え続けているなんてことに

 

では、工場はどうなっているか

 

おじいちゃん、おばあちゃんが子どもに必要以上に買い与えるように、

工場でも必要以上にものを買ったり、作ったりしていませんか?

 

整理・整頓をうまくやるには実は「もの」の量をコントロールできるようにすることがポイントです

 

それができなければ永遠に整理・整頓で捨て続けなければなりません。

 

お金を出して買ったもの、賃金を払ってつくったものを、永遠に捨て続けるのです

 

整理・整頓をやるだけでなく、ものを買ったり、つくったりする、ものづくりのしくみにメスを入れることが必要です

 

社長の会社はお金を払って買ったもの、作ったものを捨て続けていませんか?