第115話 改善に主体的に取り組ませるためには
「次回来る時までに●●しておくように!」
社長が依頼したコンサルタントが、訪問初日いきなり現場でこんなことを言ったら、社員はどうするでしょう?
その場は社長の手前「はい!わかりました」と答えるかもしれません。
では次回コンサルタントが来たときまでに指示されたことはやっているでしょか?
やる社員もいれば、やらない社員もいるでしょう。
やらない社員はこんなことを思っているのではないでしょうか?
「なぜ、カイゼンしなければならないのか?」
「なんでこんなことをやらなければならないのか?」
こんなことを考えた瞬間、次回訪問までに●●はやっていないでしょう。
子供に「勉強しろ、勉強しろ」と言って勉強しないのと同じです。
将来何になりたいのか? どこの大学に入りたいか?
そのためには何をしなければならないのか?
それが明確にならなければ自ら主体的に勉強しません。
カイゼンも同じです。
自社はどうあるべきか?
そのために何をしなければならないのか?
これがないままに、コンサルタントが一方的にやらせていてはコンサルタントがいるときは仕方なくやっていますが、いなくなったらやらない、やってるふりをする、やらない言い訳ばかり言う、
思い当たるふしはありませんか?
社長の会社も、なぜカイゼンしなければならないのか、社員に認識させるところから始めてみませんか?
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