第41話:結果の前に習慣づける
子どもが高学年になり、毎日宿題以外に1時間の家庭学習をするように言われています。
勉強するより遊びたい子どもにとってはなかなか難しいところ
なんとか毎日勉強できるようになると、親が次に期待するのは結果ですが・・・・
しかし、そこで親としてはすぐに結果を求めてはダメ
子ども毎日勉強したくないので、「良い点を採れば毎日勉強しなくてもいいんでしょう」と言うかもしれません。
ひょっとして今は良い点が採れているかもしれませんが、これからドンドン科目が増えて難しくなっていくと、勉強の習慣ができていなければ良い点が長く続きません。
まずは、毎日の勉強を習慣づけるのが第一目的です。
たとえ、今の成績が悪くても、毎日の勉強が習慣づけられていたら、いつか必ず成績はアップするはずです。
このことはカイゼンも同じ。
毎日カイゼンをするのが当たり前、といった習慣をつけることです。
トップはカイゼンが習慣化されると成果を期待しますが、経営につながる成果はすぐには出てきません。
現場も「毎日カイゼンしなくても、どこかで集中的にやればいいんでしょう」言うかもしれません。
そうなると現場は、見て分かりやすいところだけを手をつけるだけで終わってしまいがち。
それだと、カイゼンがイベント化してしまい、決して数字にはつながりません。
トップはまず、毎日カイゼンで少しずつでも変えていくことを後押ししていくことが大事です。
成果の出ている工場は、最初は一部の人間が集まって限られた日でカイゼンをスタートしても、やがて工場で働く多くの人に広がり活動日もほぼ毎日誰かがやっているようになっています。
いきなり、毎日カイゼンは無理ですが、人も時間も少しずつ拡げていくことが大事です。
ただし、勉強にしろ、成果を出すには、カイゼンにしろ毎日の習慣化だけではダメです。
毎日の習慣化に加えて、成果の出やすい効率的なやり方が大事なのは言うまでもありません。
いくら毎日勉強しても、カイゼンしても的外れなやり方では結果は出てきません。
結果の出やすい手順 と 習慣化 で長い目で取り組むことです。